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後期の授業に向けて新しい作品作り。後は撮影だけだが、貫之と河瀬川の主張が衝突。
海なので水着。シノアキは寝起き。役者のナナコはいつでもOK。
撮影は素材、完成は編集が終わってから。時間も限られているからまず撮影。貫之が河瀬川の水着を引っ張ってしまい…

1回生は日を跨いでの機材貸し出しが認められていないが、ロケは2泊3日。3回生からは最長1週間で機材を借りられる。その手伝いをする代わりに機材をまた貸ししてもらった。
先輩の登美丘罫子(とみおかけいこ)は言いふらさず貸しにするので、後で返せと言う。

チームきたやま改の作品は良かったが作り物感が抜けない。河瀬川は不満だが、恭也はしっかりした物が作れたと言う。しかし最後に上映された作品では演技力が格段に上。
1位を取ったものの、ナナコは納得がいかない。加瀬に最後の作品の方が演技が凄かったと言うが、映像は総合芸術。訳者の演技が良かったからといって、他の部分を度外視した点数をつけたりはしない。最後の作品が強い印象を与えた根本的な理由は根気。

打ち上げのカラオケで河瀬川はナナコの空元気を見抜いて指摘するが、恭也はそっとしておく。どこかで聴く事になるからとナナコは歌を披露する事になる。音痴だが評判が良い。
河瀬川はナナコの本気が役者ではなく歌だと見抜く。小芝居は上手かったが先がなく、作り物っぽさが抜けなかった。本気で役者をやっていなかったから。これだけ声を出せるなら子供の頃から何かをやっていたはず。本気になってダメだったら全部否定されるのが怖かったから。
まくし立てられ、歌に囲まれて育っても音痴のままだった、どうにかできるならしているとナナコは反論するが、河瀬川にしていないと切り返される。
実家で直せなくても学校なら直せるかもしれないのだから、映像学科ではなく音楽学科へ行くべきだった。
恭也がナナコは練習していると助け船を出すが、恭也に知識がないなら誤魔化しを繰り返しているだけ。それだけのものを持っているくせにと河瀬川は呟く。
逃げないで立ち向かえ、本気でやれるものを持っているならそっちを武器にするべき、ちょっと褒められた演技に心は動かされない。
ナナコは手を振り上げるが河瀬川を叩けず、1人先に帰ってしまう。
河瀬川もナナコが望むならチームを抜けると言い残して帰る。

後日、ナナコはまだ恭也たちと距離を置いている。
シノアキはナナコに歌ってほしい思った。本気だから河瀬川の言葉が刺さった。
貫之もいつか気付かなければいけない事だったと言う。

河瀬川から恭也へ謝罪。チームを抜けるという話ならお断り。
ナナコには悪い事をしたし、恭也にも迷惑をかけた。迷惑をかけられていないし、ナナコには必要な事だった。
河瀬川はナナコに嫉妬していた。才能があり、取り組んでいたのに見て見ぬふりをしていたので腹が立った。ナナコを見てスターはこういう子だと思った。だから心配。
まだ考えはないが、ナナコの歌への思いは知っているつもりだから、それを思い出させる。

学園祭。美術部は毎年教室を1つ借りきって美術作品を展示していたが、今年は部長が勝手にメイド喫茶の企画を出した。
登美丘が美術部を訪れ、恭也をハルキゲニアソフトという同人サークルのでディレクターとして勧誘。今はできないので断り、借りは後ほど返す。

登美丘が置いていったゲームを遊んでみると商業並みのクオリティ。未来で恭也が携わったゲームでは依頼した歌い手が音程調整しないと聴けたものではなく、外注する予算もなかったので恭也がやった。恭也は何とかなるかもと思いつく。

恭也はまだ塞ぎ込んでいるナナコの元を訪れ、音程を調整した歌を聴かせる。ナナコの歌にはすごい可能性があると知ってほしい。
ナナコは部屋のドアを開けて恭也に感謝。ずっと歌ってきたのに自分の歌が好きじゃなかったから、声だけでも活かせればと演技をがんばろうと思ったがそれではダメだった。今なら河瀬川や加瀬の言う事もわかる。本気で取り組んでいる人には敵わないし、感動させられない。歌が上手くなりたい。
恭也に考えがある。がんばるのはナナコ、がんばるための事は恭也がする。ナナコ、ぜってえなんとかする。

次回、第5話「自分の思いを打ちあけて」

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