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魔物が縦横無尽にはびこる西の大陸。人間は団結したが魔物は強力で膠着状態が続く。そこへ旅人が1人。

アルダレイク王国の姫(サルトリーヌ・アルダレイク/サリー)は外が見たくて兵士と追いかけっこ。逃走のための救助を旅人(キビツミコト)に姫命令する。

ミコトは兵士に女の一人旅が危険と諭される。ミコトはサリーの行方は誤魔化して伝え、サリーはお礼としてミコトを案内。お年ごろだからお淑やかになってもらいたい。街では気さくに声をかけられるほど慕われているサリー。ミコトは一国の姫が護衛もなしに歩くのを初めて見たと言うが、サリーは他の国のことなんて知らない。

昼はパン、夜はステーキをご馳走したサリーは旅の話を聞きたい。この国には何もない、旅に出たいサリーに、ミコトは良い国だと言う。サリーはミコトの言う事を認めるが、この国にしか自分の全てがないのが嫌。気を削がれたのか、サリーは城へ泊まっていくように言って退室。
国の外には2体の怪しい者が迫っていた。

翌朝サリーはミコトの部屋を訪ねる。着替えているミコトに胸がないのは男だからと言われ、自分より細く美人な事にショックを受け、詰め寄って押し倒してしまう。
小柄なミコトでも旅ができるなら外もそんなに危なくないのではないか?連れ出してほしいと言うが、ミコトの旅は普通より何倍も危ない。

国王の元へ鬼の1人、爺鬼(やき)が訪問。隣国は食べ尽くしたので来た。
国の人間を皆○しにする代案として、毎月30人ほどの生け贄を差し出してもらう。爺鬼は手を払っただけで1人の兵士の頭を吹き飛ばしてしまう。
城からの帰り道で爺鬼はミコトを見つけ、計画を中止するため逃走。しかしミコトに見つかる。
城内が慌ただしくなり、サリーは何があったか見に行こうとミコトに提案しようとするが、ミコトはもう姿を消していた。

戦うべきか議論しているところへサリーが来て、王はサリーに旅を許す。
鬼の軍勢が迫り、サリーは初めて外の世界の魔物を見る。体が熱くなり、近くで見るために走るがどうするか、どうなるかわからない。

爺鬼は猛鬼(もうき)に計画の中止を伝え、逃げるように言う。しかしミコトは既に鬼の軍勢の前にいた。
追いついたサリーはミコトに逃げるよう言うが、ミコトも猛鬼も戦闘態勢に入っている。
東の一国を滅ぼしたのがミコトだとわかり、猛鬼は攻撃を仕掛けるが、あっさりと腕を斬り落とされる。
ミコトは髪留めを外すと桃の印が入ったはち巻きをして両目に桃の印が浮かび、その場にいる鬼を次々と切り捨てる。

昔々〜外国にも鬼がいるようなので桃太郎は海を渡りました。すごいのは倒した事、喜ぶべきは救った事、ただ一つダメだった事は楽しんだ事。

ミコトは残った猛鬼の首を斬り落とす。爺鬼だけは逃走したらしい。
サリーは国を守ってくれたミコトを怖いと感じる。
ミコトは荷物を持ってきてくれた犬と共にアルダレイクを去る。
サリーはミコトを追おうとするが、鬼の死体を前にして嘔吐する。ミコトはサリーが構わず来られるなら団子の1つも渡すつもりだった。

目を覚ましたサリー、自分がどうするつもりだったのか?
あれから1ヵ月。全てがいつも通りだが考えていたのはミコトの事と…?
サリーは王へ旅に出ると告げる。姫、家、女を捨て、長かった髪を斬り落として決意の強さを見せる。
自分の無知を思い知り、外の世界や化け物、未知のものについて考えた。何をするかは旅に出て、世界を見て考える。
いってらっしゃい、気をつけてな。と王はサリーを送り出す。
いってきます。サリーの旅の始まり。

旅に出たものの平和過ぎ。鬼の本拠地は南、サリーが向かっているのも南。外は鬼以外の魔物もいっぱいで危険だと聞いていたが拍子抜け。
不満を漏らしながら歩いていると目の前に頭部がウサギのような亜人が倒れていた。

次回、第5話「フラウと吸血鬼」

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オンエア版の前回はサリーがミコトと皇鬼から手を差し伸べられ、どちらを選ぶかというところで終わり、今回は時系列版の1話。
次回はタイトルから類推して、オンエア版の2話と3話の間になると思います。
つまりサリーがミコトと皇鬼のどちらを選ぶか、どちらも選ばないのかはもっと先で放送されるという事です。なんなら最終話かもしれないですね。

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