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フシはグーグーの死で目に見えないものを獲得した。
観察者は奪われたものを取り返し、この地の情報を収集するよう言う。感情や悩みを覚えたのは喜ばしい事。唯一特別な存在であるフシをノッカーは支配したい。ノッカーに情報を奪われ続ければ球に戻る。
フシは観察者に戦えと言うが、観察者にその気はない。自分はいずれいなくなるのでフシが必要。グーグーが帰ってこないからもうどうでもいいと観察者を拒絶するが、ピオランの匂いに気付く。

ピオランは自分がフシに何もしてやれなかったので来た。酒爺の店はリーンとシンが支えてくれる。2人はフシとグーグーの事を察していたから送り出してくれた。
フシは危険だからとピオランに帰るよう言うが、どれだけ拒絶してもピオランは意地でも着いてくるので根負けして、フシは死なないでとお願いする。

ピオランは見つけた村でご飯とお酒。観察者によるとノッカーは比較的近くで、地中に潜ったまま動きが感じられない。
フシはピオランに観察者の事を話す。強くなれと言われて、自分はどうしたいのかとピオランに問われる。今ピオランを守れるのは自分だけだが勝てない。ならば強くならなければいけない。そうなるとわかってピオランと再会させられたと気付く。当のピオランは守ってくれと思ってはいない。

フシはピオランに言われて木の果実を採ろうとするが、少年の姿では上手く木に登れない。マーチの姿になればいいと言われるが、マーチを思い出せない。
ノッカーはフシの記憶も奪う。まるで二度目の死。グーグー、リーン、酒爺、パロナ、ピオランも忘れられて本当の意味で死ぬ。そうはさせない。

決めたからには考える。刺激を与えれば憶えられるが、無機物になると考えられなくなるからダメ。生き物は生きている内はその姿になれない。
ピオランがカニフラワーを調理する。フシは近くにいると痛みや嫌な感じが伝わってくるので、捌くのはいつもグーグーにやってもらっていた。
カニになる度胸はない。作るのはできるが死骸。
臨機応変に戦えるようにならないといけない。ピオランは動物だけの地域へ船で行くよう計画。

船に乗ろうとすると別の船に案内され、男女別としてフシとピオランは引き離される。フシは牢に入れられた上、焼き印までされてしまい、ピオランを心配する。
船はフシたちを囚人としてジャナンダ島へ運ぶ。目隠しされて連れて行かれる先で、フシには足かせもなく、焼き印も治してしまったため娑婆の人間と思われ少女に救出されるが、ピオランはもう収容されていると聞かされると狼の姿で捜しに行く。壁を上ろうとして足を滑らせてしまい、復活するところを少女とその仲間に見られる。
フシたちが連れて来られたのは凶悪犯の監獄島で、もう出られない。フシが勝手に連れて来られた怒りをぶつけると、少女は闘技場で優勝する事を勧める。

次回、第14話「自由の島・ジャナンダ」

連載はマガジンポケットで読めます。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13932016480029113164