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沙優が帰る事を橋本と三島に報告。

家に帰ると外で一颯が待っていて謝罪される。沙優に良くした理由は可愛かったから。
一颯と沙優の父は浮気性で、沙優を堕胎するよう求めたが母は拒否、それでも父がいなくなると沙優は父から愛されなかった証となった。
吉田は沙優にとって父親のような存在だったのかもしれない。

沙優は吉田から好評だった料理の作り方をノートにまとめて渡す。

沙優と一緒に、あさみから教えてもらった丘へ行って星を見る。吉田と出会って全部が良くなった。幸せすぎて吉田がいないうちに出て行こうとした事もあるができなかった。でもここにいたら過去と向き合えない。吉田と出会ったのが良かったと誰にでもわかるように証明する。そうすれば1人でも生きていける。吉田と出会えた、それだけを持って帰るから応援してほしい。

沙優が帰る前日。北海道に着いていけばいい。家族じゃないのにおかしいと言う吉田に三島は、今までもおかしいと言う。仕事も吉田が抜けたくらいで困ったりしない。沙優だけの問題なのか?1人で向き合わなければいけないのか?

仕事中にあさみから電話。沙優がいなくなった、電話も繋がらない。吉田を見かねた橋本が仮病を使って手際よく仕事を抜け出す。橋本は吉田が、沙優を1人で帰すのが心配、それも建前で沙優がいなくなる事を恐れていると言う。吉田は仕事でプロジェクトの中核にいるが、沙優の問題でも中核にいる。沙優が助けてほしい時に1人で頑張れと言うのはおかしい。後藤から連絡、沙優が見つかった。

アパートに戻ると沙優、あさみ、後藤がいる。吉田の会社を見て、一緒に帰りたかったらしい。スマホの電源が切れていたのには気付かなかった。沙優は迷惑をかけた事を謝罪。

夜寝ていると沙優がそっちに行っていいかと聞き、吉田のベッドに潜り込む。背中に触れながら、吉田がお父さんなら真っ直ぐに育っていたかと聞く。お前のお父さんじゃない、一時の宿。優しくて暖かくて最高の宿だった。だからこの空間から出て行くのが惜しい。
吉田はようやく決意して、沙優の帰郷に付き合う事にする。

次回、第11話「覚悟」

吉田がひたすらうじうじしている回。次回から小説最終巻の話らしいです。

マンガ版は
LINEマンガ
https://manga.line.me/product/periodic?id=870125
ピッコマ
https://piccoma.com/web/product/8195?etype=episode
で途中まで読めます。

連載はComicWalkerで読めます。
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS01200697010000_68/
ひげを剃る。そして女子高生を拾う。Each Stories
https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS13202145010000_68/

小説版は
カクヨムで読めます。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882739112